広い空の片隅で。

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V6と歩いてきた10年

 


V6の20th Anniversary。
わたしもファンになってもうすぐ10年ということなので、チケットの見つかってない代々木公演に向かう車中でこれまでの10年をまとめました。まとまるもんでもないけれど。あとざっくりだけど。正直全部が全部楽しいばかりではなかった。でも、たくさんの笑顔としあわせをもらったなあ。
きちんとそのとき思ったことそのままを残します。
間違いもあるだろうから、随時更新。



1. 勉強の日々(05-08年)

わたしがV6を好きになったのは、05年。クリスマスのMステ特番でOrangeを観たことがきっかけです。
今までにまったく聴いたことのないサビのメロディーラインに「なんだこの曲は…」と違和感を感じ繰り返し見た結果、この曲の美しさ、歌っているV6のかっこよさ、ダンスのすばらしさ、ごうくんの腰パンの位置(「このひとすげーズボン下げてんな…こんなにズボン下げてる人が芸能人にいるんだ…ヤンキー…踊ってて落ちないんだろうか」と思った)、岡田さんの彫刻のような美人顔にころりとはまってしまい彼らに興味を持つようになりました。ちなみに岡田さんのあのカメラ目線にイチコロで、当時は岡田担だよ。


子どもの頃からエンタメと縁がなかったわたしはジャニーズという存在を知らないまま生活しており、学校へ行こう!のミノリカリズム4などが学校へ行こう!から生まれたゲームということも知らない学生でした。
そういえば、CDを買ったのもOrangeが初めて。親もCDを買わなかったので買うときはとにかく緊張したし、買ってからは見つからないように隠してました。形態とかも分からないまま謎のバンダナがついたCDを買って大切に保管してたな…(遠い目)


そんな風に少しずつV6やジャニーズについて勉強し始め、ある日、友人に「V6が気になる」とさらっと告白してみました。すると返ってきた言葉は「なんでV6なの?(笑)」「おじさんじゃん」。

ーーーその当時はKAT-TUNが出始めた頃で、嵐も全盛期手前。V6は学校へ行こう!の名物企画が終わったりなんだりで世間的にはピークが落ち着いてきた時期でした。自分たちの世代…というかわたしの周囲は嵐・NEWS・関ジャニKAT-TUNに盛り上がっており、V6はあっさりおじさんポジションに位置づけられていました(ちょうどこの時期に坂本くんのおじさんいじりもピーク)(今のNEWS〜KAT-TUNも同じくらいなのに!w)。

自分のすきなものをそんな風に言われたことが悔しくて悲しくて恥ずかしくて、このことからわたしはV6がすきということを安易に口に出さなくなりました。

こうなると自分がV6を楽しむ場=家のみになるわけで、CDを隠れて買っていたわたしも家族にしれっと「V6すきになったの〜」と伝えて、ひたすら家でV6に浸り始めました。毎日学校から帰ると必ずmusicmindを見ていたので家族にはV6に騒ぐたびに呆れられています(継続中)。


さて、V6は。
わたしがファンになったのがMステspだったため、はまりはじめた頃には10周年関連のテレビラッシュも終わってしまい、ここからV6の活動は学校へ行こう!と雑誌がメインに。というよりもわたしがあまりエンタメを知らなかったので、応援し始めはこの2点しか分かりませんでした。
コンサートや舞台などもその仕組みがよく分からなかったし、これまた親が旅行や遠出などしないので東京・大阪に行ったこともなく、簡単に言うとお茶の間ファン的立場で応援していました。

けれどひたすら6人が出るテレビや雑誌を逃さないように追いかけて見続けて、彼らがどういう経歴の持ち主なのか、どういう考えを持っているのか、何が好きなのか、どんな関係性なのかというのはこの時期にたくさん詰め込んで理解したのではないかと思います。


そして、08年、初めてV6のコンサートに参加しました。思い出のVIBES。初めて生で見た曲が知らない曲っていう(笑)映像を駆使した演出に衝撃を受け、V6メンバーの近さにびっくりして…「アイドルってすごい!」と素直に感動したし、現場の楽しさを知りました。ほんとうにコンサートってすごいね。この頃は岡田さんとごうくんでふらふらしてたものの、目の前で森田さんのダンスを見てコロッと森田担に。←



2.お互いに変化する(09-11年)

08年に学校へ行こう!が終わりどんどん個人活動が増えてきたV6に対して、世間はテレビによく出る岡田さんやイノハラくんを中心にV6を扱い始めます。
この時期に目にしたのは、2人以外はぱっとしないという言葉でした。それにどれだけ傷ついたか。岡田さんや井ノ原くんがどうこうというわけではなく、他の4人の活動や努力を知らないくせに表面で物事を評価する世間の非常さがわたしにはショックでした。

10年、わたしは大学生になって、コンサートや舞台に多く参加できる環境になります。同時にここから増えたのは、テレビ露出が少ないメンバーの舞台。それからわたしが現場に出る回数!舞台という世界はわたしにはとても魅力的でした。目の前で演じられることの楽しさ。伝わる熱量がすごくて、ひとつの舞台に何度も足を運びました。金閣寺は全部で10回は行った!(笑)行き過ぎるほど好きな舞台でした。それに、大学2年生のときにはV6以外の舞台も含め月1で劇場に行ってた。新たな趣味になりました。


徐々に個人活動も見られるようになった頃、Ready?の公演中に週刊誌がV6の解散報道を流しました。
個人活動が増え、各メンバーがそれぞれの道でやりがいを見つけて認められ始めた上に、グループ活動の機会が全くないから解散するのでは?といった内容でした(ニュアンス)。
ファンにとってはこんな報道をされることがとても迷惑だったし、グループ活動が減ってるけど、しっかり着いて行こうってV6を信じる気持ちをコケにされたようなそんな思い。

Ready?公演に1度も入れなくて、二重のショックを受けてる中、それでも救われたのは、最終公演で岡田さんが言った「あーだこーだ言われてるけど今V6はいい感じですよ(ニュアンス)」って言葉。
色んな方が話されていますが、今までV6の活動よりも個人活動に比重を置いていた印象の深い岡田さんから、V6の解散を否定する言葉が出て、ほんとうに感動しました。


それから、わたしの感覚では、11年の地震のあとからV6の絆ってきっと強くなった気がする。人生、いつ何が起こるか分からない。その分今をちゃんと後悔しないようにやっていこうって空気が感じられて。ぐっとグループがまとまったように見えました。
その後から岡田さんもじゅんちゃん化(【じゅんちゃん化】…岡田さんが何の躊躇いもなく他人とスキンシップを取ること)してきたように思うし。ごうくんからも感謝の言葉とかが素直に出てくるようになったように感じます。

セクバニが発売されたときはこの人たちほんまどうしたんやと思ったものの(笑)、これでV6が少し認知された気がする。また同時に、この頃から芸能人や音楽関係の方など芸能に関わる方たちがV6の楽曲のよさに目をつけてくださったと思います。世間から少しずつ「V6いいね」って言われるようになったのはセクバニからって認識。
セクバニコンも話題になったね!DVDは価格高騰していますが、あれはこのときになってまだ新しいことをやるのかという斬新さを感じられたコンサートでした。ぜひ買おう。



03.20周年に向かって(12-15年)

さらにきーぽんやらバリバリが発売されて、V6どこに向かうのか?と話題になり、12年はがやがやしました。その後に出した君が思い出す(以下略)ではまーくんイノハラくんの歌唱力も評価されて。アルバムOMGが発売。OMGはこれもまた転機で、メンバーが楽曲制作に関わったりライナーノーツがついていて1曲1曲にどんな思いが込められているのか曲を大切にする人たちの気持ちを汲み取りながら曲を聴くにきっかけになった。


けんくんがアウトデラックスVS嵐に立て続けに出演し昼ドラもやり、じゅんちゃんも官兵衛を演じて、なーのくんも食といえばなーのくんって周知されてきて。V6メンバーのキャラクターが改めて世間に披露されるようになってから、世間がようやくV6に目を向け始めました。わたしの本音は「遅いよ!」。


20周年TVラッシュで紅白や24時間TVに出演し、今、V6はこの10年で一番波に乗っているなと感じます。ついていくのが大変。ここ1年の評価上昇は目を見張るほど。

ただ、ちょっと愚痴を言うと、今回V6が突然本領発揮し始めてコンサートのチケット取れないことには困ってる(笑)なぜ今本領発揮した!20周年コンサート入りたいよ!(笑)認められることはとてもうれしいんですけども。
でも、あれだけひどいこと言われたのに急にころっと態度を変えられて、違和感がすごいし反発心もあります。わたしとしてはV6を否定せず認めてくれるだけでじゅーぶんなんだ。



正直な話、わたしは今まで応援してきて、V6にもらった楽しい気持ち、しあわせな気持ちと同じくらい他人にいやな気持ちも与えられた。わたしの中ではせめて、「V6いいね」って言ってくれる人がひとりでも周りにいたら、もっと楽しかっただろうなって思う。

でも、そんな中でV6がそれぞれの道を見つけて一歩ずつ歩き始めて。輝き始めて。誰に何を言われても、わたしにとってその姿はとてもかっこよかった。

個人活動していても、6人がときどきみんなでおうちに帰ってきてわちゃわちゃしているとほっこりとした気持ちになったし、そうしてちょっとした物理的距離ができたことによって、精神的距離はぐっと縮まったんじゃないかなとも思います。


V6ってとてもすてきなグループだと思う。
自分たちの信念を曲げないで、どんなことも楽しんできたし、ファンを楽しませてくれた。
いっぱい色んなことを言われたのは事実だけど、ずっと貫き通してきたその活動を今、他の人に見てもらえることはファンにとってとても幸せなことで、その姿を見てV6いいねって言ってくれる人がひとりでも増えたらこんなに嬉しいことはないです。

あと、いろんな人の反応を見て思ったこと。
V6の曲は有名になったものや売れたものは少ないかもしれないけれど、ファンじゃない人の思い出の中にV6の曲が残ってるんだよね。例えば子どものころのティガでていくみー、例えば学生のころの学校へ行こう!のテーマ曲、例えば運動会でおどったWA…。さりげなく言葉にされ、なつかしいなって書かれていて感動的でした。



長々と書きましたが、20年のコンサートには、わたしのようにきっといろんな思いを持って会場にくる人がいるんだろうなと思います。
もう色んなつらいことがありすぎて、ついったーではたくさん文句も言ったしたくさん泣いたし気持ちが不安定だったけれど、自分を含めてみんなが一緒に、笑顔で20周年をお祝いして。それでみんながしあわせな気持ちになれることを願っています。




きっと11/1は泣くけどね。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。

そしてこれからもずっとずっとV6を応援していきます!6人がだいすきだ!



以下コンサートネタバレです。










今回のコンサート、39 symphonyがとてもとても感動的でした!ファンになったきっかけのOrangeを初めて生で聴けたし、時計の音が流れた瞬間もうとにかく大号泣でした。(唯一Feel your breezeが見つからないんだけどあの子どこにいるの?)シングルの詰め合わせ、ひとつひとつの曲を聴くたびにあの頃あんなことがあったなって思い出が蘇ってきて。
あんな風に誰もが各楽曲に笑ったり泣いたり感動できるメドレーを作ったことに脱帽です。ほんと、どこまでも進化するグループだね。

V6が今後どんなことをしていくか、とても楽しみです◡̈♥︎