広い空の片隅で。

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2021年3月13日 出会いのOrange

 

V6を初めてすきだと自覚したのは、2005年のクリスマス時期に放送されたMUSIC  STATION SPECIAL LIVEで「Orange」を聴いたときだ。

 

あの死ぬほど見返したビデオは、今どこにしまわれているのだろう。

 

 

Orange」は、V6のシングルの中ではメジャーな楽曲ではない。

10周年記念のシングルではあるが、どちらかというと同時期に発売された「UTAO-UTAO」の方が馴染み深いだろう(タイガー&ドラゴンの主題歌だし、コンサートでもしょっちゅう歌われている。)。

 

 

けれど、わたしの中で「Orange」は、揺るぎなくV61番すきな楽曲だ。

 

楽曲の説明は、音楽に精通していないわたしにはできかねるが、当時聴いていた楽曲の中で、サビがこれほど不安定なものには出会ったことがなかった。とにかくかっこよかった。この曲をアイドルが周年記念で歌っている潔さというのも、「Orange」がすきな理由のひとつである。

 

それから、歌詞が良い。

「広い空の片隅で 生まれ変わる街の色を見ていた」という歌い出しがだいすきだ。学生時代、授業中に意味もなくひたすら歌詞を書いていることがあって、この歌詞を何度も書いては頭の中で楽曲を流していたのも懐かしい記憶のひとつ。この曲をきっかけに、HIKARIさんの作る歌詞や楽曲がすきにもなった。

ちなみに、初めて聴いた際にサビで2番の歌詞に飛んでいたので、わたしの中の「Orange」のサビはどうしても「時計の針は優しく時を刻み続ける」に向かってしまう。

 

 

 

MステSPV6は、白シャツに黒と赤の衣装を着ていた。岡田くんだけノースリーブで、寒そうだな、なんて感想を抱いた。

歌を聴いて感動したのはもちろんのこと、岡田くんが曲の途中でカメラに向けた視線にとにかく釘付けになった。やべーこの人かっこいい。ごうくんのダンスや、坂本くんのカメラ目線や、イノハラくんと長野くんのハモりや、けんくんのとんがり頭が気になった。特に、サビ後のリズムで6人全員がバラバラの振り付けをするところに魅了された。もうとにかくかっこよかった。V6って、アイドルってすごいと思った。(後から知ったことだが、Orangeの振り付けはEXILENAOTOさんらしい。かっこいい振りをありがとう。)

 

 

 

ファンになる前は、ジャニーズもグループもほとんど知らなかった。何の知識もないままテレビを見て、どこかのアーティストが歌っているものとして楽曲を聴いていた。

 

たまたま「学校へ行こう!」の北海道修学旅行を録画していて、面白い人たちのよく分からない状況下の旅、V6というグループがいるのか、と知ったところだった。

本当にいろんなたまたまが重なった結果が、今のわたしを形成し、今日に繋がっている。

そう考えると、人生っておもしろい。

 

 

 

 

 

 

Orange」はコンサートでほとんど歌われることがない。わたしがコンサートに通い始めた2008年以降、ずっと生で聴きたいと願っていたが、しばらく叶わなかった。

2015年の20周年コンサート。先に参加していた友人が「絶対感動するよ」と太鼓判を押してきたので何事だろうと思っていたが、初めてこのコンサートでだいすきな曲を生で聴くことができた。イントロの時計の音が流れた瞬間に、感極まって号泣した。それ以降のコンサートの内容は、あまり覚えていない。

 

だいすきな「Orange」を生身で体感できて良かったと、今、思う。

10周年、ファンになったあの日から今までの間、V6を知らない期間やコンサートに行けなかった期間に歌われたたくさんの楽曲、ずっと歌われていないたくさんの楽曲があって、それでもいつか聴けるだろうと思っていた。11曲が、心残りだ。

 

 

残りの時間をかけて、今のV6でたくさん歌ってほしい。

どうか。

 


V6 / Orange(YouTube Ver.)