A3!の話をライブのダイジェスト映像から広げてみた。
ここ最近で1番アツいのが、Twitterでもお話しした『A3! BLOOMING LIVE 2019』(以下、ブルライ。)の15分48秒のダイジェスト映像。毎日見ている。2回は見ているので、そこそこ視聴数伸ばしていると思う。
この映像は、今年2月に幕張と神戸にて開催されたA3!の楽曲のライブを収録しているDVDとBlu-Rayの宣伝で作られたもの。50近くの楽曲の一部をつなげてある。騙されたふりして1回ざっと見てください!←
【9/25発売】「A3! BLOOMING LIVE 2019」Blu-ray&DVD PVロングバージョン
そもそも、何が魅力なのか?
最初から最後まで見ると分かるように、とにかくバラエティ豊富な楽曲がラインナップされているところが1番の魅力。この種類の豊富さは、A3!の設定の特性が影響している。
ブルライで披露される楽曲は、大きく分けて3種類。
①劇団内各組ユニット曲(0:13~2:27)
A3!の劇団「MANKAIカンパニー」には春夏秋冬4つの組があり、それぞれ演目の種類が異なる。春組は正統派メルヘン劇、夏組は賑やかなコメディ劇、秋組はハードなアクション、冬組はしっとりとしたシリアスだ。
こうした演目の違いから、各組のユニット曲はテイストに合わせた楽曲が使われている。
②公演曲(2:28~「○組△△公演曲」)
各組は組ごとの特色に合わせた公演をゲーム内で披露するが、その演目に合わせた楽曲、所謂「公演曲」がある。
例えば春組1組考えただけでも「ロミオとジュリエット」や「不思議の国のアリス」、「オズの魔法使い」などさまざまな作品をモチーフとした公演があるため、その公演内容に合わせた楽曲…となるとテイストにも幅が出てくる。
一般的に言われる「キャラクターソング」と変わらないものだが、A3!の中では軸となるユニットのテイストから離れ、各個人の背景などを基とした歌詞や楽曲となっている。
その前に、A3!って何?
A3!は、「イケメン役者育成ゲーム」に類する。弱小劇団の主宰兼総監督となったヒロインが、24人の役者たちと切磋琢磨しながら(一部トキメキ的要素を与えながら)劇団を立て直しつつ成長していく物語となっている。
東京郊外の街、天鵞絨(ビロード)町。
この町には『ビロードウェイ』と呼ばれる通りがあり、多くの劇団が拠点にする劇団員の聖地となっている。
突然届いた一通の手紙を頼りにこの地に降り立ったあなた。
元舞台役者のあなたが出会ったのは―…
借金まみれ!お客ゼロ!劇団員たった1名!
かつての栄光を失った潰れかけのボロ劇団!
ひょんなことからその劇団を立て直すことになったあなたは、劇団の主宰兼『総監督』を任されることになって―…?(A3!公式サイトより)
わたしがゲームとして「おもしろいな」と感じるのは、声優さんがゲーム内で担当キャラクターを演じるに留まらず、そのキャラクター自身がさまざまな役柄を演じているという「無限にいろんな演技していかなきゃいけない化」しているところ。
このブルライでも、声優さんはキャラクターとして歌う楽曲と、キャラクターが演じる役として歌う楽曲があるので、聴いていてとてもおもしろい。2重にキャラクター背負って歌わなきゃいけないってめっちゃ大変でない?
全体的にクオリティがすごい。
ブルライでめちゃくちゃ心惹かれたのが、衣装。とにかく衣装がすごい!再現率!再現率!!再現率!!!ゲーム内の衣装はこんな感じ。(0:28~ / 0:54~)
小さな装飾まで再現してくれようとしているその心意気に土下座。
それから、幕張公演の広い広い会場でのペンライト。曲に合わせた照明の動き。映像演出。ほんとうに美しい。もちろん、生でがんばって歌ってくれているのもうれしいこと。ていうかうまい。
すきな曲はこれだ!
【9/25発売】「A3! BLOOMING LIVE 2019」Blu-ray&DVD PVロングバージョン
こんな話を踏まえた上でもう一度。以下はおすすめ楽曲。(間違ってるところあったらすみません。)
- 0:27~ 春ですね。
春組。とにかく歌詞がだいすき。 - 3:04~ 楽園オアシス
夏組:皇天馬(CV.江口拓也)・瑠璃川幸(CV.土岐隼一)。フリがめちゃくちゃ楽しいし江口拓也がただの天馬。 - 4:29~ トロイメライと空白
御影密(CV.寺島淳太)。いつもマシュマロ食ってるか寝てるキャラのくせに歌がやばい。 - 7:35~ esの憂鬱
冬組:御影密(CV.寺島淳太)・有栖川誉(CV.豊永利行)。歌ウマの暴力。 - 9:44~ 夏のジレンマ
皇天馬(CV.江口拓也)。オレンジ色のペンラがめちゃくちゃきれい。 - 10:29~ Keyword
月岡紬(CV.田丸篤志)。やわらかい声と田丸氏の指の美しさ! - 10:44~ Beyond The Wall
高遠丞(CV.佐藤拓也)。前曲とのギャップ。太くて響く声がよい。 - 10:59~ Living The Dream
七尾太一(CV.濱健人)。歌ウマの暴力(2回目)。 - 11:16~ ファインダー越しの絆
伏見臣(CV.熊谷健太郎)。やさしくて芯のある声。臣の背景を思うとしびれる。 - 11:33~ 晴転のシンカー
兵頭九門(CV.畠中祐)。さわやかなのに切ない気持ちになるやつ。 - 13:18~ Just For Myself
秋組:伏見臣(CV.熊谷健太郎)・七尾太一(CV.濱健人)。10:59~の2人のキャラソンとの差がえぐい。
さいごに。
ちなみに、CV.を担当されている人の中にも、俳優さんとして活動されている人がいる。こういう人選も「役者育成」のA3!らしくてすき。中の人たち*1もめちゃくちゃへn…いやおもしろいので、ぜひ気になってきた人はチェックしてみてください!
【1/30発売】Blu-ray &DVD「A3! SECOND Blooming FESTIVAL」