広い空の片隅で。

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2021年3月15日 初めてV6のコンサートに行った日

 

 

それは、「V6 LIVE TOUR 2008 VIBES」。20088818:30公演。広島グリーンアリーナ

ファンになって約2年半、満を持しての初コンサート。

 

家庭環境が1ミリもエンタメに馴染んでいなかったわたしにとって、「アイドルに会いに行く」「コンサートに参加する」「知らない土地に行く」「友人のみと出かける」というのは、壮大な冒険に向かうような気分だった。

初めてCDを買ったときも、DVDを買ったときも、ファンクラブに入ったときも、心臓が止まるのではないかと思うくらいドキドキしたけれど、そのどれもを超えるだろう特別な日。

 

その当時の精一杯のオシャレをして(今思うとあの服はやばい)、友人とともにコンサートへ行った。

 

炎天下の中物販に並んだ気がする。アルバイトができない学校だったため、貯めたお小遣いでうちわとパンフレットとポスターを買った。たぶんペンライトは買えなかった。

夕飯(ビビンバだったか)を食べて、入り口が分からなくて彷徨って、バタバタと席についた。

 

アリーナB6ブロック。

あの頃は分からなかったけれど、思いきり花道横(神席)。友人に促されて花道の隣に立った。DVDで何度も見ていたV6が歩く道、横に立つとちょっと見上げなければいけなくて、首が痛くなる。始まる前に流れる大音量のBGM、空中に揺らめく白いスモーク。そして、実感する。ずっと見てきたあの画面の中に自分がいるんだと。

 

V6コールが始まる。友人と目を見合わせて、照れ臭くなりながら手拍子をする。ファンってすごい。開始時間から少し過ぎる。「まだかな?」と思った瞬間、BGMよりも大きな低音が足元から身体の中までビリビリと響いて、絶叫する周囲の気迫を感じ、ブワッっと熱が上がった。

 

 

V6が登場して、またその声が大きくなる。

初めてのV6

本物のV6だ。あんなに叫んでいたのに、わたしは声が出なくなった。

画面越しにしか見たことがなくて、もちろん実在するのは知っていたけれど、こんなに「V6」なんだ、と唖然とした。

 

最初にメンバーが歌った曲は、まったく聴いたことのない新曲だったことに驚いた。

少し前に発売されたDVDシングルも聴いていたし、過去の曲もそれなりに総ざらいしていたつもりだったため、まったく1回も聴いたことのない曲が流れて軽くパニック。

NEXPLOSION」。今もよく聴く。バチバチにかっこよくて、バチバチに攻めた曲。ダンスがセクシーで鼻血が出るんじゃないかと思うくらい興奮した。

 

 

たくさんの曲が歌われて、とにかく怒涛に投げつけられる感情と情報で、コンサート中の記憶はほとんどない(DVDを見て知ったことがほとんど)。

 

鮮明に覚えているのは、ステージに立つV6がただただかっこよかったことと、あの日、森田剛に見惚れたことだ。

 

 

あの日花道から見上げたごうくんは、テレビの中ではメンバーに埋もれて小さく見えていたのに、とても大きくて。反対側から照らしてくるライトのせいで顔ははっきり見えないけれど、キラキラしていた。メインステージでダンスを踊っていると、結局視線を向けてしまうのは森田剛のダンスだった。

 

あの日から今日まで、そしてこれからもわたしは森田剛担当だ。

 

 

 

自分の人生の中で、これほど心を揺さぶられた日はない。

 

けれど、VIBESコン以降のコンサートも、どれも新鮮で斬新でドキドキして感動して。

 

いつも「これまで」を更新してくれるV6が、わたしはすきなのだ。